子どもの創造性を伸ばすために大人が心がけたい5こと 教えて!

― 外国人ママはこうしてます!  ー


Moms Interview 1

子どもの育て方や考え方は国によってさまざま。とくに欧米のママは、子どもの自主性を育て、尊重するのがじょうずだといわれますが、クリエイティブな遊びをするときに、どんなかかわり方をしているのでしょう。そこで、日本に暮らす外国人ママにふだんの遊び方をお話していただきました。「我が家と同じようなことをしているのね」と共感できることもきっといろいろ。そして、「いいな~」と思うところがあったら、ぜひ取り入れてくださいね。

アメリカ、ニュージャージー州出身

ケイティさん・男の子(1歳10カ月)

Q.1

お絵かきや工作遊びをするときの環境作りはどうしていますか?

A.

イマジネーションを広げて欲しいから、

テレビはオフ!

わが家では遊びのときに音楽を流すことはあっても、テレビはつけません。そうすることで、目の前にある道具や、家の中で見つけたものなどに興味を持つようにさせ、表現の基礎となる能力をつけていくようにします。こんなことも、子どもたちの創造力を養うひとつになるのではないかしら。

Q.2

お気に入りの遊びを教えてください!

A.

クレヨンで描いた絵に

ステッカーを貼って遊んでいます

うちの子の最近のお気に入りは、ステッカーで遊ぶこと! 私がキッチンで家事をしていると、アルバムやナプキン、ステッカーブックや箱にステッカーを貼って遊んでいます。クレヨンで大きな段ボール箱に自然の景色や自動車の絵を描いたり、そこに自動車や動物のステッカーを貼ったりするのも大好きです。

Q.3

お絵かきや工作をしているとき、ママはどうしていますか?

A.

そばにいて、

子どもが必要なときはいつでもヘルプ

子どもはプライベートな空間で想像力を育むことが必要だと思うので、お絵かきなどのクリエイティブな遊びをするときは、ほとんど子ども一人で取り組ませています。目が離せない時期なので、ステッカーやクレヨンを口に入れないよう目配りはしていますが、同じ部屋にいても私は別のことをしていて、ほとんどノータッチ。でも、必要なときはいつでもここにいるということを理解してもらっています。時には隣に座って一緒にお絵かきをしたり、ステッカーをはがす手伝いをすることもあります。家事で手が離せないときは、音楽にあわせて一緒に歌を歌うこともありますよ。

Moms interview 2

Q.4

お子さんの絵や作品を見るとき、どんな声かけをしていますか。

A.

言葉にして、ほめます!

お絵かきをしているときは、「この青い色がすてきね」「雲の中に飛行機を描いたんだ! いいアイデアだね」「きれいな絵だよ」と声をかけることが多いですね。描いたものを見せてくれたときは、まずほめます! ほめるときは「ここに緑色を使ったのはいいね」など、言葉で伝えるのはもちろん、作品をキッチンに飾ったりもします。

Q.5

汚れ防止やお片付けのコツはありますか?

A.

画材や道具は宝箱にしまうのがおすすめです

汚れてもいいように床にマットを敷いたり、お絵かきをするときは子ども用の椅子に座らせるようにしています。わが家では、子どもの道具は掛け金のついた宝箱にしまっています。こうすると道具を特別なものと感じてくれますし、片付けるときも簡単です。