色が子どもたちにできること

色が子どもたちにできること1

集中力が高まり、記憶力がアップするのはブルー。質のいい睡眠のためにいいのは、あお、きいろ、みどり。色には、さまざまな効果があるといわれています。

生まれて間もない赤ちゃんが認識できるのは、あか、あお、きいろなどのはっきりした色です。

次にくろやしろ、そして、だんだんとあおとむらさきの違いなどを区別できるようになってきます。子どもたちの色彩感覚を育てるためにも、乳幼児期からたくさんの色を見せてあげてください。さまざまな色を見たり、ふれたりしたお子さんは、色の違いや色を見分ける能力、色彩感覚が自然と研ぎ澄まされていくでしょう。

子どもたちは、遊びをとおして、さまざまなことを学び、そして、成長します。大好きな遊びのひとつ、お絵かきや色遊びでも、たくさんのことを学んでいます。お絵かきは、頭の中で描きたいことをイメージしながら表現していくため、脳を刺激するアクティビティとして、大きな役割があります。大人の目からは、適当にペンを動かしているように見えるかもしれませんが、子どもたちの脳は、創造をつかさどる前頭前野が刺激され、五感や感情、クリエイティブな能力の発達にいい影響を受けているのです。

そして、何より大事なのは、子どもたちが楽しみながら、自由に絵を描くこと。それは、バランスのいい、すこやかな心を育てることにもつながります。