誰がクレヨンを発明したのですか?

クレヨンを発明したのはクレヨラではありません。記録によると、現代のクレヨンが生まれた場所はヨーロッパといわれています。初期のクレヨンは、炭とオイルを混ぜて作ったものでした。その後、さまざまな色合いの粉末着色顔料が炭の代わりに使われるようになりました。さらに、オイルの代わりにろうを使い、棒状に成型すると崩れにくく持ちやすくなることがわかりました。

クレヨラはエドウィン・ビニーとハロルド・スミスの2人によって作られた会社で、ビニーの妻アリスが学校の教師だったことをきっかけに、当時輸入されていたクレヨンの代用品として、子どもにも教師にも無害な粉の出ないダストレスチョークの製造を提案。1902年にクレヨンを開発、翌1903年に初めて販売されました。

クレヨラの名付け親はアリスで、棒状のチョークという意味をもつフランス語の"craie”と、油っぽいという意味の単語”oleaginous”の最初を組み合わせたものです。

クレヨラ クレヨンは主に石ろうと着色顔料を原料に製造しており、現在では毎年30億本のクレヨンを生産しています。2003年には創業100周年記念が行われました。